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2013年度の講師陣

【講師】

■中野民夫_ワークショップ企画・デザイナー 同志社大学政策学部教授



■やぎえいこ_からだレッスンMOVE主宰 http://www.le-move.com/



■布村忠弘_富山大学人間発達学部人間環境システム学地域スポーツコース教授



■小池陽子_ダンススタジオ SaitamaCity Ballet http://saitamacityballet.jp/



■寺野正樹 寺野式/遊体法主宰 http://yutaiho.com



■阿比留睦 人と生活研究所 町家音楽と植物と、、http://www.ongakutosyokubutsuto.com/

やりたい事を実現させる

音と動きの対話 

ライブ音楽とともに

■ワ​ークショップの最初の3ヶ月は、あなたのしたい事を実現させるための術について焦点を絞ります。ワークショップで得た事を実生活や仕事、研究にいかに統合させるかを決める大切な時期です。受講者がここに足を運んだ理由を明確にする事で6ヶ月後の学びをより深くします。経験豊かなファシリテーションのプロの対話力を参考に焦らず、じっくりとりくみましょう。



①5月26日(日)

一日入門講座

小林みゆき

​*座学

動きの発達段階レッスン体験

    

    フェルデンクライスの入門講座を行います。
フェルデンクライスの歴史やフェルデンクライス博士がどうしてメソッドを作るに至ったかを分かりやすく説明します。当日は、座学とレッスン体験をします。

   会の初回レッスンは、赤ちゃんが母親の母乳を飲む動作を学びます。この唇の動きは、赤ちゃんとお母さんのコミュニケーションの命綱であり、しかも誰でも最初に身につける動作です。あなたが初めて体験した動きの基礎を振り返る時間をとります。



*発達段階に興味のあるお母さんや妊娠中のお母さん、これから家族に新しいメンバーができるお父さんにもお勧めの会です。



②6月30日(日)

​​午前:小林みゆき

発達段階レッスンA-Z

寝返りレッスン

  1回目で体験した唇のレッスンの復習と次の発達動作である仰向けからうつ伏せへの動きを再体験します。

  赤ちゃんがお母さんのいる場所を追いかけるうちに寝返りをするコロリと発見するというプロセスを再体験します。動きの発

達に欠かせない”意図と注目”の関係を学習します。

午後:中野民夫

本当にやりたいことは?

​■午前中に学んだ意図と注目の関係は、大人と子供では少し違うようです。動きを楽にして行動力を補ったら午後からは、中野さんと実生活に結びつける取り組みをしてみましょう



「自分が本当にやりたいことは何だろう?」という問いを、日常の意識を超えて、身体や心や魂の深い所から探ってみたいと思います。

  午前のフェルデンクライスのレッスンを元に、さらに調身・調息・調心のステップで、身体と呼吸と心を整え、自分の微細な心の動きや感覚に敏感になっていきます。「自分の好きなこと」をたくさん思い出したり、これまでの人生の中で「満ち足りていたとき」を丁寧に思い出したりして、日々の役割の中で忘れがちな、自分のエッセンスに近づいてみたいと思います。

 

  それぞれが宇宙の展開の最先端にいて未知の未来を創造しています。自分ならではのユニークな「踊り」を探ってみましょう。



③7月28日(日)

午前:小林みゆき

発達段階レッスンA-Z

うつ伏せからハイハイへ

  5、6月の動きの復習から次の発達動作へ

自分の行きたいところへ好きな時に好きな方向へ好きな範囲だけ向かえるという事は、どういうことなでしょう?日常当たり前にしている歩行と赤ちゃんのハイハイを再体験する事で好きなようにいつでも動けるという事のありがたさに気づいてみる時間にしてみましょう。赤ちゃんの目線で床を動いてみると何か大きな発見があるかも?

午後:中野民夫

思いをカタチに!

 

  「思いをカタチにする企画」について、取り組んでみます。前回の感覚的なワークに対して、この日はかなり左脳を活用し、自分の思いや夢を現実の社会でカタチにしていく道筋について、考えてみたいと思います。

  中野は長年、広告会社で働いて日々企画し、個人でも人と人・自然・自分自身をつなぎ直す様々なワークショップや講座を企画してきました。思いをカタチにするベーシックな「型」をまとめているので、そのツールを使って、皆さんのせっかくの熱い思いを、他者にも伝わる企画としてまとめてみましょう。

  そして、参加者同士の相互コンサルティングで磨きあげ、実際に自分の人生や他者や社会を豊かにしていきましょう。







​■ワークショップの中盤では、音の振動と動きのはじまりの関係を学習します。

動きの最小単位を振動ととらえ、動きの根源である振動を音の力をかりて実体験します。あなたが細胞レベルに小さかった頃に感じていたであろう振動をもう一度あなた全身で感じ取ってみましょう。





⑤9月29日(日)

午前:小林みゆき

発達段階レッスンA-Z

目のレッスンに注目

目線と意思の関係、クロスモチベーションについて学びます。

『目は、口程にものを言う』と言いますがそれは、本当でしょうか?赤ちゃんが暗闇の中でどんな光を見ているのか、産道を出て初めて体験する光はどんな風に目に飛び込んでくるのでしょうか。

持ち物:目を完璧に覆える布、又はタオル



午後:寺野正樹+小池陽子

手ぬぐいダンスwith Live Music

手ぬぐいを使った様々な動きを通して、知らず知らずのうちに緊張させてしまっている部位の”力の抜き方”を発見していきます。”力の抜き方”を知るというのが大切なポイントです。そして、脱力感覚から生まれるダンス。自分の身体に耳を傾け、心地よさにナビゲートされながら身体が動き始めたその瞬間から、それがあなたのダンスになっていきます。

⑥10月27日(日)

音楽とフェルデンクライスな日

阿比留睦美+小林みゆき



今、身体のここが響いた!」「あーこの音懐かしいけど何だっけ?」「この音何だか落ち着くなぁ」自分はどんな音が好きか、どんな音にどのようなことを感じるのか?どんなリズムで身体が何だか動くのか、お互いに音を鳴らしたり鳴らしてもらったり、耳を澄ましたり、時に一緒にハモってみたり、自分の心地よい音・音楽・振動を感じながら探してみたり、心と身体と音楽を通して五感を使って感じたり、自分を学ぶ時間にできればと思います。



ボディーワーカー的身体をつくりあげる

ボディーワーカー的マインドをつくりあげる

■目標が定まったら、さあ次は練習法の鍛錬です。身体を感じるには、その身体的、肉体的に敏感になる為の稽古が必要です。

     ここでは、実際にフェルデンクライス実践者であり、ヨガ、ソマティック教育者である講師があなたがより良いボディーワーカー(自分の身体に働きかけるのに興味のある人/またその従事者)になるための稽古法を伝授します。ここで、自身の身体感覚をじっくりと身につけましょう

④8月25日(日)

午前:小林みゆき

発達段階レッスンA-Z

ムーブメントアートエクササイズの紹介

   5、6、7月の復習から次の発達動作へ

動きの発達動作をつなげて一連のトレーニングルーティーンを学びます。小林は、フィットネス指導、ダンスムーブメント、振り付け指導などを通して音楽と動きで楽しくエクササイズするソマティックダンス=ムーブメントアートを体系化させてきました。

     小林が日々、身体表現者として、またフェルデンクライス指導者として自身の身体感覚を磨き、保持するために作ったエクササイズを皆さんにも体験し、覚えていただきます。パフォーマンス、指導前、体育授業などの準備運度などにご活用ください。​

午後:やぎえいこ

Shadow Yogaで

足腰の使える身体にしましょう​

    ヨガクラスで先生があるポーズを提示すると、生徒は最終的な形に意識がとらわれ、その形に自分自身を当てはめようとしがちです。けれども、実際にどのようにそこにたどりつこうとしているのか、そのプロセスがポーズの形を大きく左右します。シャドウヨガのプレリュードフォームは足腰を強くする動きの型です。

   そして無理がない美しい動きです。自分はどう動いているのか?何をしているのか?をヨガの動きを通して一緒に探りたいと思います。

■ワークショップの終盤では、体験を知識に落とし込みます。自分の感じている事を学術的にとらえ実体験と比較対象させる作業をへて更に自分の身体道をきわめて行きます。



他の動物がなし得なかった進化結果である人間の”歩行”を感覚し直します。登山愛好者からランナー、歩行訓練, 指導をされているかたにお勧めのないようです。

⑦11月24日(日)

午前:小林みゆき

 発達段階レッスンA-Z 立つから歩行へ

『10人10足』(ジュウニントソク)
足の機能に付いて学び、より良い歩行について学ぶ1日です。他人の足と自分の足を比べて、区別する事で自分の足の機能に気づいていきます。違いを認識する事は、より自分を理解する事に有効です。5月から学んできた発達段階の動きの復習も兼ねて、既習の動きをつなげていくまとめの講座です。

*5、6、7、8月の復習と歩行の動作を結びつけますので5−8月の間の会を2回以上受講されている方にお勧めです。この会のみに参加されたい方は、事前にご相談ください。





午後:布村忠弘

「最後の歩行は、全ての動きの発達過程を自由に行き来しながら立ち歩行する」



午後は、これに絡めて講座の内容を考えてみたいと思います。

投球等のスイング動作は「背骨の動きによって腕が振られる」のが原理ですが、
それを練習するとき「腕の振り方を考えて」やろうとすれば(多くの場合そうで
すが)、背骨の動きで「振られる」べきものを「振ろう」とするので、上手くい
くはずがありません。スイング動作は歩行と同じく、背骨の3種類の動き:回旋・
側屈・前後屈を自由に使えるようにしておき、結果的に起きる四肢の動きを感じ
ることでよりよいやり方を体が選んでくれます。

このガイドを体験していただこうと考えています。

⑧12月1日(日)

振り返り(見学自由)

小林みゆき+参加者からの再希望講師による振り返りの日



      あなたは、半年をへてどんな事を感じたり、学んだりしてきたのでしょうか。また、まだまだ学び足りないと感じている部分や復習したいと思っている事があるのでしょうか。最後の会では、昨年同様参加者と再度対話して今後個々の活動に活かせるようにこの日を設定しています。 

 昨年度は、理学療法士、柔道整復士、セラピストの参加が多かったため実際に個々の現場から生徒さんを呼んでいただきフェルデンクライスと自分流の身体アプローチを合わせた身体メソッドを実践していただきました。終了後には、それぞれのこれからの課題や現場でのモチベーション向上につながり有意義な時間になったというコメントをいただきました。

     今年は、どんな振り返りにしたいか参加者と共に総まとめの時間として活用します。

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